コストと質における競争力によって、アウトソーシングが余儀なくされている。業務の海外移転を促す5つの力がある。それは、優れたテクノロジー、自由市場、適正価格の良質品への探求、国のサービス提供の増加、世界的ビジネス文化である。
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
この要約書から学べること
米国の製造業を海外に移転することはすでに論争の的になっていますが、アジェイ・シャーマ研究員と共に本書を執筆したグロバリゼーションの教授であるロバートE・ケネディは、今「海外移転」の最初の波がやって来たと述べています。さらに大きな波である「サービスの海外移転」もやって来ると提言しています。これは非常に難しい問題だと言えます。
なぜなら、今やサービス業は製造業を抜いて米国GDPの大部分を占めているからです。テクノロジーによって価値の高いサービスは海外移転のかっこうの的となっています。サービスの海外移転は当初、コールセンターなど比較的価値の低いサービスをインドなどに移転するものでした。
しかし、今や企業は放射線医学など医療業務までアウトソーシングしています。本書は、なぜ海外移転がサービスの価値連鎖の地位を上げているのか、それによる利益を増やす方法やリスクに対処する方法を教えてくれます。海外移転を考える経営者や経営幹部、担当者に本書をお勧めします。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授