フォーカスは感情を生みます。単純に言うと、良い面を見れば良い感情が、悪い面を見れば悪い感情が生まれます。このフォーカス(どこを見るか)をコントロールするのが質問です。例えば、部下に不満を感じていたら、「彼/彼女に感謝できることは何だろう?」と質問したり、事業が行き詰まっていたら、「この状況を打開できるアドバイスをくれる人は誰だろう?」と質問したりできます。そうすることで新しい視点を持ち、より多角的でバランスの良い判断ができるようになります。
ビジネス書の中には、優れた質問がたくさん書かれているので、まずは成功した経営者の質問を学ぶといいでしょう。ピーター・ドラッカー、ラリー・ボシディとラム・チャラン(「経営は実行」)、ジェームズ・C・コリンズ(「ビジョナリー・カンパニー」)など多くの経営者や教育者が、経営における質問の重要性を語っていますが、実際のところ、質問を徹底的に磨いている経営者は多くはないように思います。ぜひ優れた質問を学び、さらには工夫してオリジナルの優れた質問を作ってみて下さい。
スピードチェンジ・ジャパン(株)代表取締役。立教大学卒業後、「文化の異なる人々の架け橋になりたい」と大手総合商社に入社。10年間、不動産事業、貿易事業、海外植林事業、流通業に関わる。独立後、イベント企画会社を設立。当時無名だったマイケル・ボルダックをプロモートし、わずか2年で日本のトップ講演家・トップコーチにした手腕には定評がある。現在は、銀座の同社オフィスにて、実践英語・実践ビジネス・行動心理学・目標達成コーチングなどの講座を提供している。中でも英語の発音を1週間でキレイにし、3カ月で英会話をマスターさせる講座は人気が高い。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授