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» 2011年02月10日 08時00分 公開

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか? (2/2)

[亀田 潤一郎,ITmedia]
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2)ポイントカードは「お金のもれ口」

 ポイントカードは「お財布を太らせる」一番の原因になります。稼ぐ人のお財布は、共通して美しく無駄なモノが入っていません。お財布は自分の手元に訪れたお金をもてなす空間です。その空間がお金以外のモノで溢れているということは、お金を入りづらくする要因にもなるのです。また、ほとんどのポイントカードには期限が設定されています。期限内にポイントを使おうと必要でないモノを買ったり、ポイントが2倍付くからといって余計なモノを購入したりといったように、ポイントに踊らされて買い物をしてしまったことはありませんか? 

 お金を無駄遣いしないためには、「安いから買う」「ポイントを使うために買う」という外側からの基準ではなく、「必要だから買う」「欲しいから買う」という自分自身の判断によって買う事が大切です。自分でコントロールできずに使うポイントカードは「お金のもれ口」です。頻繁に使うものは別として、それ以外のポイントカードを思い切って捨てる事も大事なポイントになります。

3)「給料日」は月に2回やってくる

 銀行からお金を引き出す時、自分なりの「ルール」を決めていますか?給料日が来たら少し多めに引き出して豪勢に使ってしまい、気が付いた時には残り少ない口座残高にオロオロしてしまった――そんな経験はありませんか?実際、お金というのはもともと誰でも感情の赴くままに使ってしまう傾向があります。お金が貯まる人というのは、それを前提に自分なりのルールを決めているからこそ、お金に対していつも冷静でいられるのです。

 例えば、わたしはルールのひとつとして「銀行からお金を引き出す日は原則月に2回まで」と決めています。「毎月給料日の25日と、約2週間後の10日に引き出す」といった具合です。そして、引き出す金額もわざと中途半端な数字になるようにあらかじめ決めておく。たとえば、1回におろす金額を7700円とすることで、いつ、いくら引き出したかという事が記憶に残りやすくするのです。そうすればお財布の中に残ったお金から、前回お金をおろしてからいくら使ったかが一目で分かり、減りが早ければ「あ、少し使い過ぎているな」と反省できる。決められた金額の中でやりくりをする事で、お金の残り方はずいぶんと違ってくるはずです。

 このように、稼ぐ人は自分なりの「お金と財布に関する習慣=こだわり」を持ち、お金に気を向ける事で、その使い方をコントロールしています。

 感情の赴くままにお金を使っていては、せっかく手元に入ってきてもいつの間にか無くなってしまう。「自分でコントロールする姿勢」がいかに重要か、少しお分かりいただけたかと思います。その上で、お財布に訪れたお金に対して、人と向き合う時と同じ様に、丁寧に、敬意を持って付き合う。

 まず、そこを出発点にして、美しいお財布を持ち、稼ぐ人の習慣をまねすることで、あなた自身のお金に対する感情と向き合ってみてください。楽しみながら始めたことが、いつしかお金を引き寄せるきっかけになっていることでしょう。

著者プロフィール:亀田 潤一郎

税理士。学生時代、中小企業の経営者だった父の会社が倒産し、その悲劇を目の当たりにする。一時はホームレスでうつ病になるも、「中小企業の経営者をお金の苦労から守りたい」という使命感から、苦節10年を経て税理士の道へ。数字に苦手意識をもつ経営者向けに預金通帳を活用して資金繰りをよくするお金のコントロール方法を指導。90パーセントを超える顧問先から「大幅に資金繰りが改善している」と好評を博す。数々の経営者とつきあうなかで「稼ぐ社長の財布の使い方」にいくつもの共通点があることを発見し、それを自ら実践し始めたところ、年収が飛躍的に向上。「財布は人生を変える最高のツール」という確信を携えて、「社長の財布」を守るべく日々奔走している。著書に『通帳は4つに分けなさい』(経済界)がある。


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