ニュース
» 2011年01月27日 13時58分 公開

ビジネスマンの悩み相談室:過去のことを「なぜ」と問い続ける上司 (3/3)

[細川馨(ビジネスコーチ),ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

未来創造型のリーダーがすること――スケジュールを目的に結びつける

 新年を迎えたので、最後に未来創造型のリーダーが年初にしておくとよいことについてお話ししたい。

 新年を迎えると、目標を立てる人も多いと思うが、その目標をどれだけ具体的にできているかが大切になる。大きなビジョンを持つことは大切であるが、それを日々の仕事にどのようにつなげていくのかが明確でなければ、日々の行動に結びつかない。

 わたし自身が実践しているのは、まずは自分が死ぬときにどういう人としてみんなに覚えてもらいたいかということをイメージする。私自身は、「日本でビジネスコーチをつくりだした人」というふうにみんなに覚えてほしいと願っている。

 そして、大きなビジョンとして次のようなことを考えている。

 「自分が運営するビジネスコーチスクールをアジアナンバー1にしたい」

 そのようなビジョンを持ち、年間の目標を書き出し、それを毎月の仕事に落とし込み、最終的に日々の目標に落とし込んでいる。例えば「今年はビジネスコーチ研究会を活性化し、取り組んでいく」ということである。一方で、日々の仕事こなす際にも、この仕事が自分の目的やビジョンとどのように結びつくのかをイメージして取り組んでいる。

 忙しくなると、スケジュールをこなすだけといった状況になることがあるかもしれないが、ただスケジュールをこなすのではなく、これが自分のビジョン・目的にどのようにつながっていくのかイメージしながら取り組むと、やる気も起きるし、モチベーションも上がる。

 そのような日々の積み重ねが、目的やビジョン達成に近づく一番の近道になるのである。自分だけではなく、部署内のメンバーで目標を書き合い、日々の行動に落とし込み、議論するということをしてみてもいいかもしれない。

 日々「何ができるか」、「何の目的でやるのか」を考えることで、「未来創造型」のリーダーに変化することができる。新年を迎え、「未来創造型」のリーダーになるという発想をぜひ持ってほしいと願っている。本年も引き続きよろしくお願いしたい。


著者プロフィール

細川馨(ほそかわ かおる)

ビジネスコーチ株式会社代表取締役

外資系生命保険入社。支社長、支社開発室長などを経て、2003年にプロコーチとして独立。2005年に当社を設立し、代表取締役に就任。コーチングを勤務先の保険会社に導入し、独自の営業システムを構築、業績を著しく伸ばす。業績を必ず伸ばす「コンサルティングコーチング」を独自のスタイルとし、現在大企業管理職への研修、企業のコーポレートコーチとして活躍。日経ビジネスアソシエ、日経ベンチャー、東商新聞連載。世界ビジネスコーチ協会資格検定委員会委員、CFP認定者、早稲田大学ビジネス情報アカデミー講師。「ビジネスマンの悩み相談室」は電子書籍でも配信中。「自分は頑張っていると主張する部下に悩む上司」「ぬるい部下に悩む上司」「若い人には横から目線で共感する」(各250円)



前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia エグゼクティブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。
入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入の上申請ください。審査の上登録させていただきます。
【入会条件】上場企業および上場相当企業の課長職以上

アドバイザリーボード

早稲田大学商学学術院教授

根来龍之

早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授

小尾敏夫

株式会社CEAFOM 代表取締役社長

郡山史郎

株式会社プロシード 代表取締役

西野弘

明治学院大学 経済学部准教授

森田正隆