東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
毎月続々と新店がオープンし、戦(いくさ)が絶えないラーメン業界。そのなかでも、もはや定番となりつつある煮干しラーメン店のバトルは強烈です。
ここでは、都内の東西南北に広がる新店を含む名店を紹介します。
綾瀬駅にある、連日行列のできる人気店の陽はまたのぼる。メインメニューは「煮干しそば」(850円から)です。あっさりと澄んだしょうゆベースの清湯(ちんたん)に強烈な煮干しの味が加わり、濃過ぎずうま味が凝縮されたバランスの良い一杯に仕上がっています。チャーシューは通常だと2種類。「特製」を頼むと分厚いチャーシューにふわふわの味玉が加わります。
煮干鰮らーめん 圓は町田市で絶大な支持を得ていた「中華そば勇次」の店主、田中秀明が開いた店です。青い看板が目印で、清潔感のある店内はカウンター7席のみ。 煮干しが強く感じられるも、澄んだ味の「煮干らーめん」(880円)は絶品です。追加で「白めし」を頼むのもおすすめ。
上北沢のらぁめん小池に行くと、煮干しの「あっさり」と、それに鶏白湯(ぱいたん)を合わせた「こってり」の2つの路線がいつも頭を悩ませられます。どちらも甲乙つけがたいのですが、迷ったらまずはインパクト抜群のこってりから頼んでみよう。 クリーミーな鶏白湯を引き締める、ほろ苦い煮干しの組み合わせは濃厚ながら決してしつこくはなく、シソの入った肉団子、低温調理されたピンク色のチャーシューとトッピングも秀逸だ。
その他「東京、煮干しラーメン20選」では、新宿や恵比寿などの都心から、中村橋、蒲田、千歳船橋など新店を含む名店を紹介しているのでチェックしてみてください。
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明治学院大学 経済学部准教授