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» 2020年09月08日 07時04分 公開

タイムアウト東京のオススメ:七十年ぶりの覚醒、奈良最古のしょうゆ蔵が古民家ホテルとして開業

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[タイムアウト東京,ITmedia]

 1689年にマルト醤油醸造所として創業した奈良県最古のしょうゆ蔵元マルトが、70年間眠っていた築130〜140年のしょうゆ蔵を改修し古民家ホテル、NIPPONIA 田原本マルト醤油として2020年8月29日(土)に開業しました。

奈良県最古のしょうゆ蔵元が古民家ホテルに

 屋敷は「大和棟」と呼ばれる奈良伝統建築様式をそのまま採用しており、全7室の客室にはかつてのしょうゆ蔵元の使われ方に着想を得た家具や装飾を施し、蔵には古文書や醸造場、道具類が当時のまま残されています。

 朝食は、かつて最上の客を迎える特別な場所であった奥の間で提供されます。そこから眺める丁寧に手入れされた庭は、七福神の飾り瓦や春日灯篭(とうろう)、330年間祈りをささげてきた社(やしろ)など、当時から変わらない景色が広がっています。

 屋敷内は宿泊棟のほか、レストランも併設。地域の食材とマルトのしょうゆを使ったメニューを用意しています。ほかにも、しょうゆのしぼり体験プログラムや、周辺にはしょうゆの原材料である大豆や小麦などの畑が見られ、季節によっては収穫にも参加できます。

 また、18代目当主の木村浩幸が蔵に残されていた古文書を読み解き、伝統の製法を探り続けるうち、70年ぶりに蔵付き菌が生き続けていたことを発見しました。じっくり2年かけて熟成し、2022年には地元産原材料と天然醸造製法にこだわったしょうゆを販売予定です。

 地域にはマルト醤油蔵元だけでなく、日本最古とされる大神神社の別宮 村屋神社や、弥生時代の環濠(かんごう)集落である国史跡唐古鍵遺跡、邪馬台国説がある纒向(まきむく)遺跡など歴史価値の高い施設が数多く残されており、歴史を巡る町歩きの拠点としても最適な一軒です。

 その他、「七十年ぶりの覚醒、奈良最古のしょうゆ蔵が古民家ホテルとして開業」では、さらに詳しい情報を紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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