珍しいトーストを食べる：タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[東谷彰子（タイムアウト東京），ITmedia]

　食欲の秋ですので、引き続きフードの話題を。エクゼクティブの皆さまは、どのような朝食をめしあがっているのでしょうか？　ご飯派、パン派でも分かれると思いますが、家族にも理解されない“具”をのせたトーストを楽しんでいる方など、いらっしゃるでしょうか？　今回タイムアウト東京がオススメしたいのは、東京の喫茶店で食べられる珍しいトーストです。

　まず紹介したいのは、神田駅近くにある老舗喫茶店「珈琲専門店 エース」で40年以上も愛されているという看板フードメニュー「のりトースト」です。焼き海苔にバターと醤油を浸してトーストに挟んだ“だけ”の極シンプルな一品なのですが、和とも、洋とも言えない独特の風味が癖になります。さらに、これが、140円というから文句のつけようがありません。店内の昭和なインテリアと、手作り感あふれるデザインと手書文字のメニューや装飾と、40種類もラインアップされた珈琲と一緒にお楽しみください。

　続いては、浅草・六区通りに店を構えて40年以上になる、昔ながらの喫茶店「若生」で提供されているカレートーストです。30席ばかりのこじんまりとしたお店ですが、斜向いにはウインズ浅草があり、競馬ファンの方はご存じかもしれません。カレートーストは、店の名物で、ライスに代わってトーストした厚切りのパンの上にカレーをかけたユニークなオリジナルメニュー。ハッシュドビーフにも似たコクのある甘口のカレーと、バターがしみ込んだトーストが絶妙な味わいの一品です。タイミングが良ければ、店の看板猫であるまいちゃんと、穏やかなひと時を過ごすことができます。まいちゃんは、地元の競馬ファンからは、まいに会った日は高確率で当たる！ と愛される“ラッキーキャット”でもあります。あやかりに行くのも良いかもしれません。

　タイムアウトバジェット：珈琲専門店 エースののりトースト140円、若生のカレートースト700円

　さらに、最後にもう1軒紹介したいのが、渋谷にあるレトロな喫茶店「珈琲店 トップ」の「オイスタートースト」です。トーストされたパンひと切れに、広島産の燻製牡蠣がひとつずつのった豪華なトーストで、たっぷりかけられたマヨネーズが牡蠣とよくあいますよ。そして、渋谷に来たら、ぜひ渋谷アプリをご利用ください。iPhone版に引き続き、10月26日に、アンドロイド版が出ましたので、ぜひご利用ください。

著者プロフィール：タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子

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