東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
大型シネマコンプレックスでのデジタル上映が主流の現在。最新の音響設備が整った大スクリーンで超大作を鑑賞する臨場感は、何ものにも変えられないものではありますが、昭和の香りが今でも残る名画座で、つい見逃してしまった準新作映画や古典的名作を格安に鑑賞するのも楽しいものです。
古きよき面影を残した施設のなかには、傾斜の気になる座席があったり、3D作品に対応していなかったりと、設備の古さが目立つところもありますが、途中外出して腹ごしらえしてからもう1本鑑賞したりと、気ままに過ごせることも魅力です。
どの名画座も、映画を愛する劇場の姿勢が上映作品のチョイスや運営スタイルにあふれています。ここでは、東京都内の名画座を3館紹介します。
目黒にある名画座「目黒シネマ」。館内はレトロな趣があり、スタッフによる手作りの冊子が配られるなどアットホームな雰囲気があります。
比較的新しい作品を中心に2本立てで交互に上映を行っており、入れ替え制ではないのでどちらから観ることもできます。組み合わせは監督やジャンルなどさまざまなので、思わぬ映画と出会いがあるかもしれません。
同館スタッフで消しゴムハンコ作家でもある夕涼庵子による、上映作品にちなんだユーモラスなハンコを捺せるコーナーも必見です。
次に紹介するのは、池袋駅東口にある比較的規模が大きい名画座「新文芸坐」。日本映画からハリウッド映画まで幅広いジャンルの作品を上映しており、通常は2本立て上映が行われていますが、毎週土曜にはオールナイト上映も行っています。
リニューアルで館内の音響や映写設備を一新。4Kレーザーと35ミリフィルムの両方が楽しめる映画館に生まれ変わりました。
このほか、「国際アート・カルチャー都市」をうたう豊島区や池袋駅周辺の立地を生かした「劇場都市としまエンタメシアターin新文芸坐」を始動。新文芸坐を会場に、ゲストトークイベントやアニソンライブなどを開催しています。
高田馬場にある早稲田松竹劇場も外せません。1951年の創立と東京都内でも古く、かつ稀有な場所の一つといえます。同館では日本映画をはじめ、ハリウッド作品、およびさまざまな言語の映画を全て35ミリフィルムで上映しています。
プログラムは2本立てのため、午後の時間を最大限に利用するとよいでしょう。購入当日限り有効の外出証をもらえば、いったん外出してから2本目を鑑賞するなど自由な利用方法が可能で、その大らかさもまた魅力的な名画座です。
「東京、名画座8選」では、さらに施設を紹介しています。是非チェックしてみてください。
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