海外出張などで日本食が恋しくなったとき、思い浮かぶものは何でしょうか。うどん、餃子、カツ丼、ラーメン……メニューは違えど、しょうゆの味が基調になっているものを思い出している人も多いはず。日本人の味覚は、しょうゆと切っても切れない縁にあるのです。
「かえしつゆ」
(1)砂糖とみりんをひと煮立ちさせる
(2)よく冷ましたらしょうゆ大さじ5を加え、そのまま冷蔵庫で保存
このかえしつゆはだしを使っていないのに、しっかり旨みがあるんです。しかも、このつゆをベースに何種類ものつゆをつくることができます。かえしつゆ1+だし5=天つゆ。かえしつゆ1+だし6=揚げだしつゆ。かえしつゆ1+だし8=そばつゆ、といった具合です。ですから覚えておくと便利です。「しょうゆマジック 新・秘伝たれ28」の中では、他にもかえしつゆを使ったアレンジをたくさん紹介しています。
「豚肉と白菜のミルフィーユ」
(1)土鍋に白菜の葉と豚肉を交互に重ねて敷き詰めるように入れる
(2)その上に塩をふり、揚げだしつゆを入れてふたをし、強火にかける
(3)沸騰したら中火〜やや弱火にして7分ほど蒸し煮する
(4)皿に盛り、みじん切りにしたパセリを散らす
さきほどの、かえしつゆをアレンジした揚げだしつゆを使ったレシピです。いままでは、だしとしょうゆだけで作っていましたが、揚げだしつゆを使うと、味に深みが出て、ずっとおいしくなりました! 簡単ですが、手が込んだようにみえて、パーティーなどでも大活躍です。揚げだしつゆを入れる前に白菜に塩をふることをお忘れなく。白菜の甘味がしっかり出ていいスープになります。最後にお好みでレモンやすだちをかけるのもおススメです。
たった1滴のしょうゆでびっくりするくらい味が変わります! こんなチョイ技なら外食先でも簡単に試すことができます。
アミノ酸など数多くの栄養を含みながら、主役である食材のよさを決して消さない不思議な調味料、しょうゆ。日本の誇るべき伝統食品を食習慣の味方につけて、読者のエグゼクティブの皆さまにも「しょうゆマジック」を楽しんでもらえればうれしいです。
ナチュラルフードコーディネーター/フードアナリスト。
マクロビオティックはリマ・クッキングスクール(師範科卒)と岡田恭子氏から。ナチュラルスイーツはクシアカデミーにて。デトックス料理をクシアカデミーの花田美奈子氏と滝田美智子氏のクラスで学んだ後、からだとココロに優しい料理教室を主宰。雑誌等へのレシピ提供の他、フードアナリストとして、新聞、コラム執筆、TV(めざましテレビ、ぷっすま、ズームイン!! SUPER他)でも活躍。名古屋市出身、東京在住、夫と一歳になる息子、トイプードルと暮らす。食物アレルギーを持つ息子のために、アレルギーフリーの離乳食作りを実践中。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授