その6:感謝と謙虚さ。私の場合、自分の生き甲斐とは何だろうと考えた時、素直に、「人にも食にも環境にも喜んでもらえること(仕事含め)ができた時」なんです。そして、家族を筆頭に、「恩返ししたい」という気持ちがとても強いことが、仕事への原動力にもなっています。なぜならば、今の自分があるのはそれらのおかげだから。
そんな大切な人やモノに感謝されることが、私の喜びや感動、幸せ、さらには健康体にもつながり、生き甲斐となって、感謝してもしきれないほど充満します。私もありがとうを沢山言われる人間になれたら最高です。また、感謝の気持ち同様、どんな立場になっても、謙虚さを失ってはいけない。謙虚さのある人こそ、人がついてくるんだと信じています。
その7:言霊。マイナス要素を含む言葉は極力発しないようにしています。例えば、「忙」しいは、心を亡くすと書きます。それに、「忙しいんです」と言われたら、なんか残念な気分になります。だから、はちゃめちゃに忙しくても、自分自身には「忙しい」という言葉は使わず、「バタバタしている」と言うようになりました。すると、心にゆとりができてきたんです。言葉は、相手に与える印象も変わってきますし、自分に返ってくる鏡でもあると思います。言霊からも幸運を引き寄せましょう。
その8:美。上記全てをひっくるめて、実は「美」しさを感じる感覚が自然と身に付いていると、仕事においても、イキイキと美しい仕事ができると思ってます。美的感覚は、単純に目に映るもの(花・映画・人・料理・ファッション・絵画・働く姿・自然・仕草など)や耳に伝わるもの(音楽・言葉・声など)が美しいなあと思うことや、自分を美しく保つということや、もっともっと他にも何気ない美が沢山あり、それが大きな鍵を握ることになるんです。改めて美について考えてみると、自ずと答えがみえてくるとのではないでしょうか。偉そうなこと書いてすみません。でも、より良く生きていく上で、より良く仕事をしていく上で、「美」って必須事項です、とっても。
これら8つ以外にもまだまだ私流の考えがありますが、字数オーバーになりますので、あと数行で終わります。
どれも当たり前の毎日の中で、お金もかかりません。どうせ目一杯自分らしく楽しんで生きていくなら、お得な人生を歩みたいですね(笑)
以上、雲の上の方々に、単なる食いしん坊の私なんぞが失礼しました。
最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。皆様方をお手本に、生涯、勉強と努力を惜しまず、おいしいものをおいしく食べて生きていきます。今後とも末永く宜しくお願い致します。
追伸:忘れてましたが、「食べる門に福来たる」です。
1978年1月5日、島根県出雲市出身。『そのやま』店主・フードジャーナリスト・フードプロデューサー・「(株)マキート」代表取締役・タレント。
食べながら30kgダイエットに成功したことをきっかけに、大学卒業後、食の道へ。現在は、飲食店を経営し、自ら厨房に立ちながらも、数々の雑誌でコラム&レシピを紹介する一方、テレビにも多数出演。また、講演会や料理教室といったイベント活動や、著書本出版・商品開発・全国各地の親善大使も務めるなど、活躍の場を広げている。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授