東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
サンフランシスコで3年連続ミシュランを獲得した寿司懐石レストラン「Hashiri」が、下北沢「リロード」に「はしり 下北沢」が、2022年6月30日オープンしました。
2013年に代官山で開業した会員制の寿司処はしりは、「日本の食文化を世界に広めたい」という思いから2016年にサンフランシスコに「Hashiri San Francisco」を出店。ベイエリアで最も高級な寿司のコース料理を提供するレストランとして、瞬く間に知られるようになり、3年連続でミシュラン一つ星を獲得しました。
はしり 下北沢では、開業に合わせ、寿司職人の銘刈徳則(まかり・とくのり)とソムリエの茂野匡晃(しげの・まさあき)が帰国。サンフランシスコのコンセプトはそのままに、下北沢の街の雰囲気に合わせたカジュアルな空間で、「四季を表現するシェフのお任せコース」(1万1000円、以下全て税込み)を提供します。
店舗の3分の1を占めるスケルトンのウォークインワインセラーには、常時300〜400本のワインを用意。ブルゴーニュや日本、ニューワールドなど、クラシックなものからナチュラルワインまでさまざまな銘柄をそろえています。
一見すると寿司店と分からない外観にもこだわっています。寿司屋にしては珍しく、窓を広くとっているのも特徴的で、10席のカウンター席の天板にはワインが映える大理石を使用しています。「ぜひ若い方にもカジュアルに、寿司とワインのペアリングを楽しんでいただきたい」(茂野)と、グレイッシュトーンの素材を基調とした、モダンなバーやレストランのような内装デザインを採用しました。
店名の「はしり」は、旬の初物が楽しめる時期を示す言葉。その名の通り、季節感を大切にしています。例えば、今夏のコースは、全てのアイテムに酢を使った季節の前菜盛り合わせ(「能登のもずく酢」「沖縄・久米島の海ぶどうと土佐酢のジュレ」「和歌山のシラス」「淡路の鱧の南蛮漬け」「岸和田の鰯の炙り棒寿司」)からスタート。
北海道厚岸産のウニを惜しげもなく酢飯と混ぜ、いくらを盛り付けた「うに混ぜイクラ丼」は目でも楽しめる料理です。ウニは酢飯に混ぜ込むことで、よりコクが出るという。
今後、ワインとアラカルトメニューが楽しめる角打ちも予定しています。バーのようなモダンな空間で、厳選されたワインを、ミシュランクオリティーの料理とともに楽しみましょう。
また、『ミシュランクオリティーの寿司をカジュアルに、「はしり」が下北沢にオープン』では、お店についてさらに詳しく紹介しています。ぜひ、チェックしてください。
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