花屋で感性を磨く：タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

[東谷彰子（タイムアウト東京），ITmedia]

　春は花を贈ることが多い季節です。母の日の準備はできていますか。グリーンの植物は居住空間を豊かにし、花は贈った人にも贈られた人にもやさしい気持ちを生み、大切な人との絆を深めます。近年、遠方に住む家族に花を贈ったり、インテリア感覚でプランツを買う男性も増えてきているよう。今回は、タイムアウト東京がおすすめする、東京都内の個性派ショップを紹介します。

　まず紹介するのは駒沢通り沿い、中目黒と祐天寺の間に位置する小さな花屋「farver」。デザイナーAyato Watanabe氏が手掛ける同店は、「ファッションとしての花」をコンセプトに、それぞれのライフスタイルに溶け込む花を提供してくれます。独特な雰囲気を持つ店内には、ヴィンテージ調のインテリアや雑貨がディスプレーされ、その周りにさりげなく飾られた生花やドライフラワーが華やかさをプラス。その世界観はショップだけでなく、ウエディングやパーティーなど、さまざまなシーンでも人気を呼んでいます。部屋のアクセントとして一輪飾るもよし、ブーケでドラマティックな演出をするもよし。自分へのご褒美に是非訪れてみてください。

　続いて、プラントアーティストの川本諭氏がディレクターを務めるショップ「GREEN FINGERS」。静かな住宅街に佇む三軒茶屋店はアンティーク家具や雑貨を中心に、アクセサリーやプランツまで、幅広く取り扱っています。店内を埋め尽くすグリーン類の数々は、育てやすいものから普段目にすることのない珍しいものも。植物と合わせて、オリジナルのポット＆プレートセットやガーデングッズなども選べるのが嬉しいポイントです。ウエディングブランド「FORQUE」のショールームがあり、オーダーメイドやトータルコーディネートの相談することもできます。植物やライフスタイルを豊かにするアイデアを探しに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

　最後は、下北沢駅南口にあるフラワーショップ「milcah」。ここでは、植物の色やフォルムにこだわり、質の高いものをセレクトしていて、さまざまなオーダーに応えられるよう、鮮やかな色のものから落ち着きや深みのある生花まで幅広く取り揃えています。ドライフラワーで作られたリースは、細かい要望に合わせて制作するため、1点ものを手に入れることができ、同店の定番人気商品。近所の人たちや女性客はもちろん、そのフレンドリーな雰囲気から男性客も多いのだとか。

　このほかにも、「東京、フラワー＆プランツショップ10選」では、渋谷や青山にあるショップを紹介しています。シチュエーションや贈る相手によって丁寧に対応してくれる店ばかりなので、プレゼントにもぴったりの花や植物に出合えます。

著者プロフィール：タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子

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