関東でかつ丼と言えば、かつを割り下で味付けし卵でとじたものを指しますが、地域によって、ソース、タレ、デミグラスソースなど、さまざまです。諸説ありますが、かつ丼のはじまりは、大正時代早稲田の定食屋で、ウスターソースをかけたかつを丼にしたものと言われています。今回は、ご当地メニューとして人気のかつ丼から全くオリジナルなものまで「東京では」変り種の美味しいかつ丼を紹介します。
代々木上原にあるスタイリッシュなとんかつ専門店、とんかつ武信では、醤油味のかつ丼が味わえます。かつは柔らかい肉質のSPF豚を米油で揚げていて、軽い食感でたれにくく、かつの上には大根おろし、かつお節、海苔、ねぎ、下には大葉と薬味がたっぷり。甘めの醤油ダレとのバランスが絶妙です。
駒沢にある、公園通りの洋食屋 ROMANでは、14時までのランチタイム限定で岡山発祥の「デミカツ丼」が食べられます。千切りのキャベツとかつの上には特製のバターが効いたデミグラスソースがたっぷりかけられていて、牛肉の旨味が凝縮された濃厚な味わいは洋食屋ならでは。大学が近いからか、リーズナブルながら、ボリュームがあるのも嬉しいところです。
渋谷にあるカウンターのみの小さな店、かつどん屋 瑞兆の唯一のメニュー「かつ丼」は、卵を使用しているものの、卵でとじるのではなく、薄焼き卵の上にたれにくぐらせたかつをのせたユニークなもの。天丼のような少し甘めのたれ、薄めの衣をまとった柔らかいかつ、固めに仕上げた半熟卵が三位一体となり、なんともくせになる味わいです。開店から日が浅いにも関わらず多くのリピーターを生んでいるのも納得の一品。
このほかにも、吉祥寺や目黒、人形町など、東京都内で味わえる「変わり種」のかつ丼を紹介しています。どうぞご一読下さい。
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