5月の疲れは親子丼で労うタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

» 2014年05月21日 11時49分 公開
[東谷彰子(タイムアウト東京),ITmedia]

 5月病という言葉もあるように、心身の疲れがでやすい季節ですね。元気に乗り切るため、タンパク質たっぷりの親子丼でエネルギー補給してみてはいかがでしょう。親子丼の発祥には諸説ありますが、一説には、明治時代に人形町で、鶏鍋の〆として提供されたのがはじまりといわれています。鶏肉を割下で煮込み、卵でとじたものを米の上にのせるというシンプルな料理だからこそ、重要になってくるのは素材の良さ。そうなると、美味しい親子丼を求めたときに専門店に足が向くのは当然といえば当然のことでしょう。今回は、そんな絶品の親子丼が味わえる店を紹介します。

 まず紹介するのは、上野駅からも徒歩圏内の末広町にある「鳥つね自然洞」。ここを訪れたら、少し贅沢して限定20食の特上親子丼を注文するのがおすすめ。なかでも「特上もつ入親子丼」(1900円)は絶品です。鶏肉は柔らかい食感を残すためレアに近い状態で、レバーはなめらかな舌触り。こだわりの兵庫県産卵はふんわりと火を入れたものと、ほとんど生のものが2層になり、黄身の鮮やかなオレンジが食欲をそそります。

 次は、人形町にある創業1760年の老舗「玉ひで」。軍鶏鍋の専門店ですが、親子丼発祥の店として知られ、親子丼が単品で楽しめるランチタイムは店の前に長い列ができます。そぼろや、白レバー入りなど、4種類の親子丼が用意されていますが、はじめてなら「元祖親子丼」(1500円)を注文してみましょう。新鮮な軍鶏と半熟状態の卵のコントラストが鮮やかで、行列も納得の出来といえます。

 最後は、赤坂の「すみやき料理 はやし」。古民家風の店内で囲炉裏を囲みながら旬の食材が楽しめる同店では、ランチメニューは親子丼のみ。甘さ控えめの卵はふわふわの食感で出し巻き卵のような優しい味わいです。上には生卵の黄身がのっているので、前半は出汁の風味を、後半は黄身を崩し、濃厚な卵かけごはんのように楽しむことができます。

 このほかにも、「東京、親子丼15選」では、茅場町や築地にある店を紹介しています。どの店も、卵の火入れ、鶏肉の調理など趣向を凝らしているので、百聞は一食にしかず。ぜひ食べ比べてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界35都市に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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