東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
串カツ居酒屋のベンチャーが躍進するなど、大阪名物の串カツが東京に浸透して久しいです。そのなかで、よりリーズナブルかつスピーディーに楽しめる、立ち食いスタイルの店も存在しています。ソースの二度漬けがNGで、牛や紅ショウガが定番の王道関西スタイルから、トリ串を名物に、ポン酢ダレとユズコショウで味わわせる個性派まで多種多様。天ぷらよりもパンチの効いた味わいで、満足度の高い串カツは一軒目や晩酌にもってこいです。
串カツ文化を全国に広めたことで知られる、串カツ田中。その多くの店舗はテーブル席で楽しむ大衆酒場スタイルです。しかし、立ち飲み串カツ田中 新宿京王フレンテ店は、スタンディングで楽しめる店舗。冷菜類やおかわり自由のキャベツはセルフサービスであるなど、独自のシステムがあり、メニューはより安価です。あの絶品串カツは当然同じ味で全品108円。土手煮も串で1本108円、「肉吸い豆腐」も248円で味わえます。
立石駅の線路沿いにあり、駅の出口からも見える距離に佇むアクセス至便な毘利軒。大阪、通天閣のシンボルであるビリケンを店名にしていることからも分かるように、正統派の大阪串カツを味わえます。多くは2本からの注文制で、1本90円〜。オーダーに迷ったら、店内に貼り出してある人気ランキングを参考に。よりリーズナブルに楽しむなら生ビールに4本の串カツが付く「生ビールセット」(860円)や「串カツ6本セット」660円がおすすめです。
1975年創業の老舗、天七 本店。東京の下町、北千住で40年以上も関西風の串カツを提供し続ける行列店です。大きなカウンターをぐるっと囲む立ち食いスタイルで、人気メニューは早い時間で売り切れることもあります。串は2本からのオーダー制で、価格は具材に応じて160円と190円の2つ。珍しい逸品に「メンチ玉」があり、「カレー玉」やニンニクの効いた「元気玉」もぜひ味わいたい(各190円)。
その他の詳しい情報は「東京、立ち食い串カツ5選」で紹介しています。立ち食いの店からはしごしてみてはいかがでしょう。
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明治学院大学 経済学部准教授