連載
» 2019年02月20日 07時09分 公開

視点:異業種発・日本発の医療機器イノベーションの創り方 (4/4)

[藤原亮太,ITmedia]
Roland Berger
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5、さいごに

 手前味噌の宣伝になるが、弊社東京オフィスは「和ノベーション」を提唱し、弊社自らが自前主義や業界の伝統的なコンサルティング業の枠組みに捉われず、スピード感を持って、日本の産業にイノベーションの量産をもたらすことを標榜(ひょうぼう)している。医療機器のイノベーション創造においても、一例をご紹介すると、保有技術起点のイノベーション探索は、世界一のイノベーション・データベース企業であるアスタミューゼ、臨床現場起点でのメディカルアンメットニーズの掘り起こしならびに事業コンセプト化では、東北大学発のライフトゥデイと協業している。その他、VR、AI、3Dプリンティングなど革新的な技術から最先端の金属加工技術まで協業の輪を広げ、イノベーションのコンセプト策定から実装までの支援体制を強化してきた。

 今回加えて、医療機器・デジタルヘルスケア領域におけるインキュベーター兼VCの日本医療機器開発機構(以下、JOMDD)と協業させていただいた 。JOMDDは、医療機器クラスに合わせた臨床試験や開発ロードマップ策定・実行のノウハウ、臨床現場・KOLとのネットワークを有しており、薬事対応も含めたインキュベーションを行う医療機器のプロ集団である。今般ご紹介した異業種からの医療機器市場への参入や海外展開に関しても、戦略策定から実行まで豊富な実績を有しており、AI ・デジタルヘルス・ロボティクス・腸内細菌・再生医療など、医療機器市場における近年の注目技術領域についても深い知見を持つ。 JOMDDとの協業により、医療機器・デジタルヘルス分野において、戦略策定から薬事対応を含む実行支援まで一気通貫での支援体制を強化できたと自負している。日本発の医療機器イノベーション、オープンイノベーションに関心のお持ちの方と是非、その実現に向けて議論させていただきたい。

著者プロフィール

藤原亮太(Ryota Fujiwara)

ローランド・ベルガー プリンシパル

慶應義塾大学法学部法律学科卒業、都市銀行を経てローランド・ベルガーに参画。医療機器をはじめ自動車などの製造業に強み。東京オフィスのメドテックチームのコアメンバー。


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