この「疲労を出す」→「休ませる」→ 「充電する」というサイクルは、1日だけでも実践できる。日曜日に行えば、翌週の仕事にベストコンディションで挑むことができるはずだ。角谷氏が、日曜に疲労を回復させる実践法を教えてくれた。
(1)眠くても平日と同じ時間に起きる
(2)朝食はプチファスティング(朝食メニューを豆乳系飲料、ソイプロテインなどに置き換える)
(3)午前中はそうじをして部屋も体もデトックス(デジタルデトックスもできたらベスト)
(4)昼食もプチファスティング(無糖ヨーグルトとオリゴ糖がおすすめ)
(5)午後は銭湯・サウナ・家で交代温冷浴(マッサージなどで疲労を出しまくる)
(6)夕食は軽めの和食系
(7)絶対に早く眠くなるので早く寝る(途中で昼寝&うたた寝しない)
(8)月曜朝は早く目が覚めるので、白湯を飲んでから朝食で栄養補給
(9)少し早く出社して自然に触れる or 体操
これらを実践することで、その週にたまった疲労を流し、翌週にベストパフォーマンスを発揮できるようになる。簡単にできることばかりなので、ぜひ試してみてほしい。
疲労の回復には「疲労を出す」→「休ませる」→ 「充電する」のサイクルが重要だということを述べてきたが、「充電」のためには何を行えばいいのだろうか。実は「充電」がもっとも難しい。充電するためには、そもそも自分に何が足りていないのか、何を補給すると以前よりエネルギーが戻るのかを知る必要がある。充電で効果があるものは、人によって違うのだ。
近年は医療サービスや検査技術なども発展しており、医療機関に行かなくても、ネットなどでキットを購入し検査を受けることもできる。少しずつ楽しみながら自分を理解していくために、下記の検査で気になるものを受け、自分の状態や自分に足りない栄養素などを知っていくといいだろう。
特に、栄養状態検査や腸内細菌検査は、自分に何の栄養が足りないのか、自分の腸内フローラがどうなっているのか、など知ることができ、毎日の生活で取り入れるべき栄養素がわかるのでおすすめだ。
「大きなストレスを受けても、適切に対処していくことで、健康になり、さらに仕事のパフォーマンスを上げていくことができます。何より大事なのはストレスを受けた後のケア、リカバリーです。これはメンタルもフィジカルも一緒です。日々の仕事で疲労がたまっても、『疲労を出す』→『休ませる』→ 『充電する』のサイクルで疲労はリカバリーできます。検査などで自分の体の状態をよく知ることで、充電の精度も上がっていきますので、自分の状態をよく知り、日々のパフォーマンスを上げていってくださいね」(角谷氏)
疲労が蓄積しているという方は、ぜひこのリカバリーのサイクルを実践してみてほしい。「超回復」の技術に興味がある方は、角谷氏の著作を読んだり、睡眠&超回復研究所のホームページで氏の活動を確認してみてもいいだろう。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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明治学院大学 経済学部准教授