自分に勝手に制限をつける人もいる。「時間がないからできない」「地方にいるからできない」。
これも僕には理解できない。
スマホやその他のデバイスが発達した今、どうにだってやりようはある。
やるか、やらないか。それだけだ。
今すぐやめるべきは、こんな言い訳だ。
「お金がないから、○○できない」というのは、本当によく聞く言い訳だ。
今の会社を辞めたら収入がなくなるから辞められない。地元を離れたら働き口がないから離れられない。起業したいけれどお金がないからできない……。
そう言う人は、いったいいくらのお金があれば、自分のやりたいことができるというのだろうか。100万円? 1000万円? 1億円? 結局、お金が問題ではないのではないだろうか。
僕は「拝金主義の権化」のようによく扱われるが、そんな僕から見ても、世間のほうがよほどお金にとらわれているように思う。
バンジージャンプを思い出して欲しい。
テレビで芸人さんが、「跳べない、もう嫌だ」と言って泣き崩れているのをよく見かけるが、はっきりいってバンジージャンプは誰でもできる。ただ跳ぶだけだ。
世の中の多くはそれと一緒。「できない」と思っているだけで、跳んでみたら誰にでもできる。むしろ、生理的な恐怖がない分、バンジージャンプより、もっと簡単にできるかもしれない。
僕はいつも自分の考えることに対して正直でいたつもりだ。
やりたいことにはやりたいと言うし、相手の考えが違うと思ったら「僕は違うと思う」と伝える。
不器用なやり方かもしれないが、後悔することはない。これからも、中途半端に生きるつもりは、まったくない。
さて、あなたは本音で生きているだろうか。
自分が考えたことを伝え、自分が心からやりたいことに没頭し、そして自分の心に真摯に向き合っているだろうか。
時間は誰にとっても有限だ。
先のことが不安で尻込みをしているくらいなら、その場しのぎの言い訳はやめ、今すぐ一歩でも先に動いたほうがいい。
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。東京大学在学中の1996年、23歳のときに、インターネット関連会社の有限会社オン・ザ・エッジ(後のライブドア)を起業。2000年東証マザーズ上場。時代の寵児となる。2006年証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、実刑判決を下され服役。現在は、自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活躍。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者。2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文サロン」をスタートした。近著に『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『我が闘争』(幻冬舎)、『逆転の仕事論』(双葉社)、『本音で生きる』(SBクリエイティブ)など。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
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明治学院大学 経済学部准教授