東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。
学芸大学駅から徒歩約3分ほどの場所にあるアジア雑貨のセレクトショップ、バーバーバー(333)内に、ベトナム風かき氷「チェー」の専門店チェー・バーバーバー(Chè 333)がオープンしました。
チェーはベトナムの国民的スイーツで、ココナッツミルクや甘く煮た豆類や芋類、タピオカ、フルーツやゼリーなど複数の具材に、クラッシュアイスとシロップをかけた具だくさんのカキ氷。ベトナムの市場では必ずといっていいほどチェーの店があり、路上の屋台でも販売しているポピュラーなデザートです。
氷が入った冷たいものだけでなく、日本のぜんざいのような温かいものもあり、シロップや具材など内容も店によって異なります。「チェーとはベトナム語ではスイーツという意味なんです。日本における和菓子のようなもの、と考えていただくと分かりやすいかもしれません」とオーナーの坂野高広。
坂野は、「美しくモダンな伝統工芸品や民芸品の背景にあるベトナムの文化やストーリー、ベトナムの若者が自国の伝統や文化を大切にしながらも、新たなモダンなベトナムを発信していこうとする今のベトナムも伝えたくて」とオープンのいきさつを教えてくれました。
同店では、4種類のアイスチェーを展開しており、一番人気は、白タピオカとサラシロップゼリー、パンダンリーフゼリー、リュウガン、緑豆あん、ココナッツシロップの上に氷を削り、最後にクラッシュピーナッツをかけた、「ココナッツミルク・チェー」(650円)。その他、「マンゴーココナッツ・チェー」(750円)、小豆やきな粉が入った和テイストの「ソイシロップのチェー」(750円)などがラインアップしており、仙草ゼリー、白キクラゲやクワイ、リュウガンなど、15種類以上のトッピングも可能です。
チェー以外にも、ベトナムで近年大人気の「ヨーグルトコーヒー」(550円)や、フルーツをたっぷり使ったベトナム版スムージー「シントー」(各650円)などもそろっています。
その他詳しい情報は「チェーって何? 学芸大学にベトナムのローカルスイーツ専門店がオープン」で紹介しています。モダンなアジアン雑貨を愛でた後は、ベトナムの国民的スイーツでクールダウンをはかってみてはいかがでしょう。
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明治学院大学 経済学部准教授