自分では分かりにくいものですが、誰にでも、どんな会社にでも「強み」はあります。「これから10年活躍するための新規開拓営業の教科書」では、自分や自社の強みの見つけ方についても書きましたので、それを参考にして、是非今まで気が付いていなかった自分や自社の「強み」を見つけ出してください。
日本は、どうしても、平均的にやらせようとする学校教育の影響もあって、他人と違うことをしない風土がありますが、やはり、資本主義の経済では自分の「強み」で勝負するのが、会社経営であり、人生だと思います。
営業スタイルの確立においても同じで、スティーブ・ジョブズ氏が言ったように、Do different! が大切です。
営業では、相手のことをおもんぱかってばかりいても前に進みません。早く契約書を出して、一歩でも二歩でも営業のステップを前に進めることが必要です。
そんな時はあえてリスクを取って、相手の意向が分かっていても、空気が読めていても、自分が望んでいる方向に進めるためにあえてKYになることも時として必要です。自分が提供しているサービスや商品が、本当に相手のためになるものであれば、それをしっかり提供していく営業を推進することを躊躇する必要はありません。
そこを思い切れるかが、新規開拓の営業を進められるかどうかの分かれ目といってもよいと思います。
新規の顧客を見つけてきて、新しい売上を立てられる人は、今の会社に残っても評価が高まり昇格できますし、他の会社も欲しがるので転職もしやすくなります。そして、自分で新しい売上を作れれば独立することもできます。
新規開拓営業の力は、就活や転職、婚活にだって生かせます。
これからの時代、さらに活躍して人生をより良いものにするために、日本的な「謙虚過ぎる」営業スタイルを切り替え、新規開拓をどんどん進められる営業力を身に付けましょう。
1973年石川県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部(SFC)卒業。京都大学大学院経済学研究科修士課程、修了。経済学修士。
米国系銀行、独立系ベンチャーキャピタル、大阪市立大学大学院・専任講師、住友信託銀行を経て、株式会社ティーシーコンサルティング代表取締役社長に就任。約3年で、100社以上のコンサルティング契約を受託し実施。営業先や提携先の紹介による売上アップや新規事業立ち上げを得意とする。中小・ベンチャー企業と大企業を“コネクト”することに注力! 「冨田賢のシュートを決める営業メソッド」が好評を博している。経営セミナーや交流会を主催。訳書「ベンチャーキャピタル・サイクル」、日本金融学会会員。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授