この勉強会はコーディネータの宮田氏(IIBA日本支部登録講師)が、日本郵政グループで実施し、非常に好評を得た内容をベースにしています。宮田氏の厚意によりIIBA日本支部会員に、無償で提供していますが、講義形式の一方向のものではありません。
参加者は事前にスタディメモ(学んだこと、使えそうなこと、疑問、感想)を作成し、コーディネータが回答案を用意し事前共有、当日は議論中心で進めるという形態になっています。章立て(1〜9章)を5回に分け、月1回×5か月を1シーズンとするため、職務と両立しやすく、学び→実装のサイクルを作りやすくなっています。
参加者のアンケート自由記述からは、以下のようなコメントがありました。
参加者の皆さんがスタディメモに記載していた「使えそうと思ったこと」は、BABOKガイドの記載をじっくり読んで、各自の業務に照らしてみて「使えそう」と感じたことです。難しい表現でボリュームが多いBABOKガイドではありますが、「使えそう」なところに興味を感じてもらえると嬉しいです。
この勉強会は、前述のように講師からの一方的な知識付与ではなく、参加者個々がBABOKガイド、勉強会資料を読み込んで、「学んだこと」「使えそうと思ったこと」「疑問」「感想・その他」という軸で、気づきをドキュメントに記載し、それに対するコーディネータからの回答例も含めて、参加者で議論するという形になっています。
参加者の経歴は多様であり、得られる気づきにも共通するものと個別性の高いものがあります。予期せぬ発見が新たな視点として認識されることもあり、これらは参加者全員の知見の拡充に貢献しています。
2項で記載したように、近年のDXに対する正しい理解と、必要性の高まりから、参加者からの気づきも、事業の前線での深いものが多くなっているような気がすることや、日常業務の中でビジネスアナリシス活動を継続している人からの経験談は、事務局として毎回参加している私も、大変勉強になっています。
IT企業で要件定義など上流工程を実践している人や、コンサル系の企業の人から、改めてBABOKガイドを読んでみると、自分たちがやっていることの位置づけが理解でき、不足している観点に気づくことができたという声や、ユーザ企業の企画系の人から、実施することの価値の評価、優先順位付けのための制度設計に活用したいという声を聞くこともあり、運営側としてもとても勇気づけられています。
BABOK勉強会は、今後も年1〜2回で継続していく予定です。この記事を読んで少しでも興味を持ちましたら、応募してもらえると嬉しいです。
最後に、この勉強会の実施を提案し、毎回のスタディメモへの回答案作成と勉強会のファシリテーションを献身的に実施しているIIBA日本支部登録講師のミヤタ・システム・アドバイス社の宮田 敏光 氏に感謝の意を伝えて、本稿を終わります。宮田さんありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
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株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授