今の時代に求められるリーダーとメンタリティ2:常に良い影響を周囲に与えることができるメンタリティ
次に、取り組み姿勢(motivation)と与えられた影響耐性(resistance)の二軸での分類を試みます。
A(hmhr)周囲からの影響を受けにくく、自分自身でやる気を維持することができる人材
B(hmlr)やる気はあるが、良い影響も悪い影響も受けやすい人材
C(lmhr)やる気もなく、周りからも影響されない人材。ゆとり世代で問題視されている人材ともいえるでしょう。
D(lmlr)やる気はないが、影響は受けやすいので、職場環境によっては改善の可能性がある人材
リーダーはBの人材に良い影響を与え続け、Dの人材の可能性を判断し、Cの人材には厳しさをもって関わり、ゆるさを許さない姿をチーム全員に示すことも重要だと考えられます。また、自分自身はAのエリア(高いモチベーションと強い影響耐性)を維持できるメンタリティが求められているのではないでしょうか。
(3)具体的な心がけ
最後に、前述の分類AA(高いモチベーション・業務適性、強い影響耐性)状態をキープするために、すぐにできる具体的な2つの心がけを紹介します。
1、AA(hmhahr)状態をキープしている友人を持つ
自分自身がAA(hmhahr)をキープするだけでなく、AA状態をキープしている友人をできれば社内外に、1人以上持ち情報交換の時間を取ることを勧めます。情報交換だけでなく、高い精神エネルギーチャージができるからです。
2、インプットするメディアを厳選する
厳しい時代には、さまざまなメディアでも暗くマイナスな話題が増えていきます。良い状態をキープしていくためには、インプットする情報メディアを厳選することを勧めます。より高い意識で生活することができるからです。
ここまで、スペースの限り、背景、求められるリーダーとメンタリティ、具体的な心がけについて伝えてきました。厳しい時代ではありますが、やりがいのある時代でもあると思います。わたし自身、良い状態をキープできるよう、日々学び、努力を重ねていきたいと思います。
作家・心理カウンセラー
大学卒業後IT企業技術職(マイクロソフト社Network Specialist)を経て心理カウンセラーとして起業。著書は76万部を超え海外でも出版。カウンセリング実績1万時間。専門:社会心理学。社会データの収集・分析・研究を続け、,メディア監修・出演多数。実力派カウンセラーとして、日々多くの人の迷いや悩みに寄り添っている。著作『「こんなはずじゃない自分」に負けない心理学』(明日香出版)他多数。初のiPhoneアプリ書籍『33歳までに身につけたい心理学的21の法則-今日から使えるかんたん心理学』(words)リリース。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授