集中力は、身に付けることのできる能力です。やるべきことに完ぺきに集中することができた時を思い返して下さい。そのような状態を「ゾーンに入った」とも表現します。では、そのような生産性の非常に高い状態に達するのを頻繁に妨害する要素は何なのか、考えてみましょう。それが分かったら、次の9段階に従い、驚異的な集中力を養って下さい。
驚異的な集中力を養う9ステップ
・Step 1:集中する対象を決める。できるだけ詳細に、明確にして下さい。
・Step 2:どのような手段を使うのか決める。これによって取るべき行動の工程表が作られます。
・Step 3:必要なツールをリストアップする。準備し、使えるようにして下さい。
・Step 4:集中を持続できるようにする。邪魔するものはすべて排除して下さい。それには、Eメール、同僚、余計な考えなども含まれます。
・Step 5:始める。固い決心を持ってプロジェクトを始めることで、勢いが生まれます。
・Step 6:定期的に進捗と計画表を比べる。この建設的なフィードバックにより、始めた時の勢いを再び付けることができます。
・Step 7:邪魔が入ったら(邪魔は必ず入ります! )、一瞬だけそれを認め、すぐに排除する。すぐにそれまでやっていたタスクに戻って下さい。
・Step 8:計画が完了するまでやり続ける。順序立てて進めることで、結果を出すことができます。
・Step 9:達成したことに対し喜び、リラックスする
ここまでで集中するために必要なものが分かったと思います。驚異的に集中した状態を定期的に作ることで、訓練して下さい。そして、驚異的に集中することで仕事および私生活での問題を打破して下さい。日課を作り、高い集中力を持って作業を行うために特定の一定した時間と場所を確保して下さい。
「落ち着きがない」と思っている人もいるでしょうが、誰でも集中力は身に付ける事ができるわけです。逆に言うと「集中できない原因」を見つけてみましょう。それを解決すれば集中力は身に付きます。
著者紹介
デイブ・ラクハニは、事業促進を専門とするコンサルティング会社の創始者であり社長です。また、「連続起業家」、トレーナー、営業とマーケティングに関する演説家でもあります。著書に「Persuasion: The Art of Getting What You Want」があります。
経営コンサルタント(ビジネスモデルコンサルタント・セールスコピーライター)。経営コンサルタントとして、上場企業から個人プロフェッショナルまで、420社以上(1400案件以上)の企業経営を支援。特に集客モデルの構築とビジネスモデルプロデュースを得意とする。またセールスコピーライターという肩書も持ち、そのライティングスキルを生かしたマーケティング施策は、多くの企業を「高収益企業」へと変貌させてきた。
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早稲田大学商学学術院教授
早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
株式会社CEAFOM 代表取締役社長
株式会社プロシード 代表取締役
明治学院大学 経済学部准教授