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» 2012年07月25日 08時00分 公開

海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点:企業の成長を活性化せよ (4/4)

[エグゼクティブブックサマリー]
エグゼクティブブックサマリー
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財産を築く

 あなたの企業は強い「財産指数(WQ)」を持っていますか? 「財産」の意味は企業によって異なりますし、必ずしも、銀行に預けてあるお金を意味するわけではありません。財産には、お金以外の企業の強みや資源も含まれます。どう定義するかに関係なく、財産は、企業の価値と主要な強みに力を注ぐことで大きくなります。

 そして、企業家あるいはCEOとして自分のビジョンに誠実でいると、成長します。自社のWQを最大限高めるには、次の7つの基本を守って下さい。

財産指数を最も高める7つの基本原則とは?

1、自社の価値を自信を持って一貫して示し、説明する

 まず、素晴らしい形で任務を遂行し、その後、説得力のある話をして何ができるのか説明しましょう。

2、提供している価値に対して代金を支払ってもらう

 顧客のために最高の結果を出すことができたら、それ相応の代金を請求しましょう。自社が得られる利益を制限してはいけません。

3、継続的に革新する

 革新とは、新しいテクノロジーを取り入れることだけではありません。顧客に対応したり、企業を経営したりする上での最善の方法について創造力を働かせることも革新の1つです。

4、他人を教育し刺激するビジネスの取り組みに力を入れる

 顧客が必要とするものではなく、最も欲しいと思うものを聞き、それに合わせて経営計画を立てて下さい。

5、自然環境を尊重し大切にするために努力する

 環境を大切にするのと同じ方法で、自分の企業に示す気遣いと配慮を表して下さい。

6、適切な顧客を十分に持つ

 必ず自社にぴったり合った顧客を持つようにしましょう。自社、自社の価値、自社の結果に関する情報を、顧客と見込み客に同じだけ提供して下さい。そうすることで、顧客も見込み客も、自社の他社にはない特徴を知り、自社と取引をするべき理由を理解することができます。

7、利害関係者に家族や友人と過ごす時間と、個人的成長のための時間を提供する

 成長計画には、チームの皆に大変な仕事を楽しみ、成功を味わう機会を与えることも織り込まれていなければなりません。

 企業が存続するためには、何としてでも、いかなる危機をも乗り越える力が必要です。そして「備えあれば憂いなし」という言葉のように、企業経営を安定させ続けていく大いなる武器となる何らかの財産は欠かせないものです。この財産の指数を向上させる方法が、この7つの基本であるということです。そしてここに書いてあることのほとんどは、お金以外の財産を対象としています。むしろお金という財産を生み続けるためにも社内外での人とのコミュニケーション力を強化することや顧客管理に注意を払うことがより一層重要なものであると言えるでしょう。

著者紹介

リサ・ニレルは、組織戦略コンサルタント会社であるエナジャイズ・グロース社のCEO(最高エネルギー責任者)です。


プロフィール:鬼塚俊宏ストラテジィエレメント社長

鬼塚俊宏氏

経営コンサルタント(ビジネスモデルコンサルタント・セールスコピーライター)。経営コンサルタントとして、上場企業から個人プロフェッショナルまで、420社以上(1400案件以上)の企業経営を支援。特に集客モデルの構築とビジネスモデルプロデュースを得意とする。またセールスコピーライターという肩書も持ち、そのライティングスキルを生かしたマーケティング施策は、多くの企業を「高収益企業」へと変貌させてきた。


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